日本福祉大学大学院
社会福祉学研究科
心理臨床専門家の養成を目指して
夜間制大学院
入試時期
年2回(11月、2月)
募集人数
10名
出願期間
第1期:2025年10月10日(金)~2025年10月24日(金)
第2期:2026年1月9日(金)~2026年1月23日(金)
試験日
第1期:2025年11月8日(土)、2025年11月9日(日)
第2期:2026年2月7日(土)、2026年2月8日(日)
試験科目
一般入試 :専門、英語、面接
社会人入試:専門、小論文、面接
提出書類
一般入試 :志願理由書、研究計画書
社会人入試:志願理由書、研究計画書、出願資格にかかわる心理学系科目の取得状況一覧表、心理臨床に関する実践報告または発表論文
社会人入試
■社会人入学試験
大学等において心理学系科目を16単位以上取得し、かつ、入学時に通算3年以上の就業経験を有することが必要。
合格発表日
第1期:2025年11月15日(土)
第2期:2026年2月14日(土)
入試説明会
【入学相談会】
日本福祉大学大学院「入学相談会」は本学単独開催です。各研究科・専攻の教員との個別相談を実施します
参加申し込みについて
「入学相談会」への参加について、事前の参加申し込みをお願いします。
専用ページから必要事項を入力/選択のうえ、お申し込みください。
2025/ 8/23(土) 13:00~
2025/ 9/20(土) 13:00~
2025/11/29(土) 13:00~
開催方法:日本福祉大学 名古屋キャンパスでの対面形式
<入学相談会タイムテーブル>
13:00- 模擬講義
14:00- 各専攻ごとに分かれて教員との個別相談会など
https://www.n-fukushi.ac.jp/gs/admissions/consultation.html
研究室訪問
不可
備考
【過去問題】
・郵送可
研究科の概要・特色
~心理臨床専門家の養成を目指して~
《専攻の概要・目的》
心理臨床専攻修士課程は、医療・福祉・教育・産業・司法領域において社会福祉を理解した心理臨床の専門職を養成することを目的としています。
心理臨床の援助理論と実践教育・研究指導および社会福祉学に関する教育を通じて、幅広い視点から問題解決に取り組むことができる心理臨床の実践力を身につけることを目標としています。
求める人材
心理臨床専攻 修士課程は、心理臨床に関連する分野について基礎的な素養を身につけており、さらに心理判定員、心理療法士、スクールカウンセラーなどとして、幅広い視点から問題解決に取り組むことができる心理臨床の実践力を身につけたい人を受け入れます。
担当教員
●早川 すみ江 教授
ロールシャッハ・テストと精神分析的心理療法について関心があります。精神分析的心理療法の実践を行いながら、心理療法過程の中での精神力動との関係や、心理療法過程の中で起きる転移・逆転移やクライアント―セラピスト間の交流のあり方などについて、事例研究を行っています。またロールシャッハ・テスト上にあらわれる力動的特徴が心理療法の中でどのようにあらわれるかということにも関心があります。
●吉野 真紀 教授
クライエントが未完の出来事を完結し、自分自身の物語を生成し自己を生きていく過程に関心を抱き、人間性心理学的な立場から体験的心理療法の臨床実践に取り組むとともに研究テーマとしています。医療・教育・産業分野において心理療法および心理アセスメントに携わり事例研究を続けながら、現在は性別違和のある方々の心理的特徴についてロールシャッハ・テスト等を用いた研究を行っています。
●高橋 蔵人 教授
精神科医療現場を中心に児童養護施設、企業内相談室でも臨床実践を積み重ねてきました。学派や臨床領域によって変わることのない心理臨床の基本、とくにフロイトの「真実性Wahrhaftigkeit」、ロジャーズの「無条件の肯定的配慮unconditioned positive regards」と言った概念に関心があり、それらの心理臨床実践におけるあり方について考えています。また、それらの基本をしっかりと身につけた心理臨床家を養成したいと思っています。
●小松原 智子 准教授
関係の中で生きている人の「経験」が、その人のあり方や発達にどのように影響を与えているのか、どのように変容していくのかというプロセスに関心を持っています。その人のあり方が表出されている語りや描画等の理解を、体験過程を大切にするフォーカシングを活かしながら考えています。臨床活動領域は医療・産業・教育・司法で、ここでの臨床事例を研究に活かしています。現在は児童養護施設に関わる人の支援にも関わりを持っています。
●瀬地山 葉矢 准教授
親と乳幼児の相互観察を通じて、個人内体験と対人関係体験との間にどのような相互循環過程が展開していくのか、またその相互過程の中身が個の人格発達、自己理解にどのように結びついていくのかをみていきたいと思っています。こうした対人関係を基盤にして起こる自己理解の過程は、心理療法におけるセラピスト―クライアント関係の理解や両者の交流を基盤とした自己物語生成にも通じる問題だと考えています。
●辻野 達也 准教授
これまで主に教育と医療の領域で分析心理学(ユング心理学)をオリエンテーションに心理臨床の実践を行ってきました。医療領域では甲状腺疾患の治療や口腔癌の緩和ケア、教育領域ではスクールカウンセラーや学校危機への支援や被災地支援の実践および研究に取り組んできました。また、風土臨床という概念を提唱し、沖縄での祭事や聖地のフィールドワークを行い、風土とひとのこころの関連について研究しています。
●福元 理英 准教授
発達障害児とその保護者への支援に関心があり、具体的な支援内容・方法に関する研究に取り組んでいます。最近は、子どもの学習・生活における困難についてアセスメントし、学校の先生方や保護者と連携して、その子に合った支援を行い、環境を整えていく方法について検討しています。こういった取り組みを通して、人と人との関わりのなかで、互いに育ち合っていく過程について学んでいきたいと思っています。
●堀 美和子 准教授
自閉症スペクトラム障害の方たちの発達支援を現在の研究の中心テーマにしています。そのため臨床においても個別相談以外に教育現場での発達障害児の理解や対応に関する活動が増えています。また遊戯療法における内的体験の共有に関する事例研究も細々と続けています。
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