海外大学院受験校選択

■目的・動機の明確化

出願をする大学の選択をする前に、「大学院進学そして海外留学の目的と動機の明確化」をしっかりすることが大切です。
留学の形式は様々あり、また大学院の数もたくさんあります。そのためにも、なぜ海外に行くのか、また、なぜ大学院へ行くのかという問いに対する答えを自分の中でしっかりと立てていくことが大切です。
その上で、自分の目的を達成するために最適な大学選びをしていくことが、最終的に有意義な留学ができるかどうかを決めていくので、慎重に選んでいきましょう。

■大学選びの具体的なポイント

  • 公立大学か私立大学か?
  • どの学位(MA/MBA/Pd.D.など)取得できるか?
  • どんな専門分野があるか?
  • 志望専攻分野の教授陣が揃っているか?また教授陣の実績や質はどうか?
  • プログラムがコースワーク(授業)中心か研究中心か?
  • 必修や選択科目の内容や、その割合。
  • 実習の有無。
  • 卒業論文の有無。
  • 学位取得までに必要となる期間や必要単位数。
  • 英語能力テストや適性能力テストの最低点や、GPAの最低点を自分が満たせているか?
  • 職務経験や志望専攻分野に関する基礎知識が必要か?
  • 入学の難易度。
  • 学費などを含む必要費用の額、および奨学金制度などの有無。
  • その他にも、大学の規模や留学生の割合、図書館やジムなどの施設の充実度、大学周辺の治安なども考慮するポイントになるでしょう。

■大学調査方法

1)最新で正確な情報を入手すること。

毎年、各大学では、プログラムの内容が変更されたり、教授陣が異動したりと、状況は変化しています。そのため、常に新しい情報を手に入れるように注意しましょう。
また、情報源はオリジナルのもので確認するようにしましょう。

2)出願要綱を熟読すること。

出願要綱は、大体の大学では全て各大学のウェブサイトでダウンロードが出来ます。まずはそれを熟読し、必要事項を確認してください。
不明な点は積極的に大学の担当者に電子メールなどで確認しましょう。その際、質問は簡潔に明瞭に書くことを心がけてください。その方が期待した返事をもらえる可能性が高まります。

3)一般ウェブサイトの活用。

一般のウェブサイトでも海外留学関連のページはたくさんあります。
インターネットを最大限に活用して、情報収集を行いましょう。

4)関連分野の学会や学術系雑誌から調べることも大切です。

学会や学術系雑誌は、専門分野について調べるのに大変貴重な情報源です。もし、その中であなたが興味のある研究テーマや研究分野が見つかれば、そこから同じような研究をしている人の大学や教授を検索することもできます。

5)常にあらゆる情報を積極的に得ていく姿勢を持ちましょう。
インターネット以外でも、留学に関する本や雑誌、各地での留学フェアーや説明会など、情報収集できる場所はたくさんあります。
余裕があるなら現地の大学のキャンパスや教授を訪問することもできます。
受身ではなく、常に自分から動いていくようにすることが大切です。これは留学が始まってからも持ち続けなくてはいけない姿勢です。

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