個人面接 (面接官 5人: 受験生 1人)
30分
ノックして入ると、名乗る必要はなく着席を促された。
まず専門の時代に近い教授から午前の筆記試験の感触を問われ、緊張して自信なさげに答えると、そんなに悪くなかったとフォローされた。
次いで卒論試問に移り、強調したい成果や語句の使用意図、学界でのその語句の定義を知っているかなどを問われた。正直に「知らない」と答えたり、趣旨がつかめず尋ね返したりしたが、落胆された様子はなかった。
次に、専門の時代の近い教授から、筆記試験での解答意図を問われ、誤答を指摘された。卒論については、資料に記載のない部分の推測や卒論で扱わなかった部分への考えを問われ、私見を述べると若干不可解という反応があったが、追求はなかった。
次に他専修の副査の教授から、それまでの解答の中で気になる点を問われた。
最後に進行担当の教授から、修士の後の進路を問われ、まずは博士課程を目指すと回答して質問は終了した。
この専修に限らず言えることとして、卒論へありがたい指摘をいただけることへのワクワク感 + サンドバッグになる覚悟を持って臨めば、過度の緊張はないと思います。私は性質上、途中で涙声になりましたが、相手の目を見て「はい」と相槌を打ち、できる限りハキハキと話したことで、気を遣わせてしまうことはなかったと感じています。
ご自分の出題された問題を間違えられた教授は若干不機嫌だったものの、わざと圧迫するということはなく、総じて丁寧に向き合っていただきました。
進路を問われた際、博士進学と学芸員就職で迷っている旨も打ち明けたところ「よくわかりました」と好印象のようでした。やはり正直・誠実であることが大切だと思います。